パニック障害

パニック障害の定義

一度は耳にしたことがあるであろう精神疾患の一つにパニック障害があります。
パニック障害とは、必要以上に不安感を持つことで身体にも変調をきたしてしまう神経の病気です。

主な症状としては、突然動悸やめまい、吐き気、ふるえ、発汗などに見舞われ、息ができないなど、死を意識するほどの苦しさが数分間続きます。
この発作は直ぐに収まりますが、ひとたび発作を経験してしまうと、いつまた同様の発作に襲われるかという不安感に苛まれることから、かつては不安神経症と言われていました。

不安障害の一つとしてパニック障害があるという位置づけで、他にPTSDや強迫観念、恐怖症などがあります。
パニック障害は目に見えて激しい発作が起こるためあらゆる病気が疑われますが、検査をしても異状なしという結果となるのです。
そのためてんかんや自律神経失調症と間違われやすい疾患でもあるのです。

 

メカニズム

では、何故パニック障害に陥るのでしょうか。
それは脳内物質にその原因があります。

ノルアドレナリンという神経伝達物質がありますが、危険が迫っている際にそれを伝える役割をする物質ですが、過剰分泌する事でパニックを起こすという説と、もう一つはノルアドレナリンを抑える役割をするセロトニンという神経伝達物質が不足することで起こるという説があります。
遺伝的要素が強いことも報告されています。

また、食生活が影響しているという説もあります。
過食や不規則な食生活が原因でインスリンの分泌が過剰となり、低血糖を起こしてしまうのです。
そのため対策として栄養士による食事指導が効果があるのです。

 

パニック障害にやりやすい人

正確なことは判っていませんが、不安を感じやすい人に起こりやすいと言われています。
ネガティブな状況をイメージしてしまい、不安に陥る事で発作が起こり、周りの人間にまで迷惑をかけてしまう。また発作を起こしたことで再び同じような症状に襲われるのではないかという不安に襲われるという悪循環です。
また、パニック障害は精神的な要因よりも、脳の機能の一部に異常があることが最大の原因です。

お困りの際は、心療内科や精神科を受診するケースが殆どですが、循環器内科で心電図の検査や甲状腺科を受診する事が肝要です。
その結果異常が見つからなかった場合に、初めてパニック障害を疑うというフローになるのです。
主な治療法はSSRIというセロトニンをの投薬が主軸になり、ノルアドレナリンを抑えるセロトニンを増やします。

カウンセラーによるヒアリングも重要な治療法の一つです。
不安に陥りやすい思考の癖を矯正する事で自信がつき、パニック発作が減少し、いずれは薬からも脱却する事が可能となるのです。